オオミツバチ Apis dorsata breviligula



今朝のルセナは晴れ

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午前9時の気温31度


先週の突風で妻の実家のカラバウマンゴーの木が倒れる。

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昨年の台風に続いて2本目の倒木であるが、今回は田んぼ側へ倒れたので人家に被害が無かったのは幸いである。

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倒れたマンゴーの木に生っていた未熟のマンゴーの実を妻が採って来て、グリーンマンゴーシェイクを作る。

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目が覚めるような酸っぱさのグリーンマンゴーシェイクは蒸し暑さを一瞬にして吹き飛ばし、市販の甘いケーキと相性が良い。




さて、、




先日、庭のブーゲンビリアの花に10匹ほどの見慣れない蜂を見つける。

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目視であるが体長は2㎝ほど。日本のスズメバチほどの大きさである。
頭部は黒く、胸部は黄色い毛で覆われ、腹部後方は黒と白の縞模様がくっきりしている。
今まで庭で見てきた普通の蜜蜂と比べてこの蜂は体のサイズが大きく、腹部後方の白い縞模様が異様に目立つ。

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気になったので早速ネットで調べてみると、どうやらこの蜂はルソン島に生息するオオミツバチ Apis dorsata breviligula である。
(フィリピンに生息するオオミツバチは2種類。パラワン諸島に生息するのは Apis dorsata。その他ルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島に生息するのは亜種の Apis dorsata breviligula。)

このオオミツバチは色々調べてみると面白く、体の大きさ以外にも巣の作り方、外敵から巣を守る方法、回帰移動、ハニ―ハンターによる蜂蜜の採取方法など、ここ数日はネットでオオミツバチを検索していてあっという間に時間が過ぎてしまった。

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庭でブーゲンビリアの花に集まるオオミツバチを見たのは1日だけ(午前中の数時間)である。
もしかしたら近所の立ち木にでも巣作りして、毎日こんな大きな蜜蜂が庭に来たら困るなと心配しながら翌日から注意して庭を見ていたが、翌日からは庭でオオミツバチを見ていない。

まだ当分は庭の観察を続けないと定かではないが、もしかしたら庭でブーゲンビリアの花に集っていたのは回帰移動中のオオミツバチかも知れない。どこからどこへ旅するのかは分からないが、たまたま旅の途中に我が家の庭に立ち寄って花の蜜を吸っていたのであろうか?
それとも庭の花の蜜がオオミツバチの口に合わなかったのか?

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初めて見るフィリピンのオオミツバチ。
庭に集まる昆虫もまだまだ自分の知らないことが多く面白い。
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オオヅツアナナス咲く



今朝のルセナは薄曇り

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昨夜ひと雨あり。
今朝はじっとりした蒸し暑さ。
午前9時の気温30度




さて、、




庭ではドリップウッドに着生したオオヅツアナナスに花が咲く。

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面白いね~
太い筒状の茎から赤い花茎を伸ばす姿はまるで造花の様でもあり、鮮やかな赤い花弁と粉砂糖をまぶしたような白い苞がいくつも付いた姿は甘いお菓子をも連想させる。

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美しいね~
庭にあるアナナスはこのオオヅツアナナスしかないが、カラフルで風変わりな花を咲かせるアナナスの花は南国の庭によく似合う。

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キダチアロエの株分け



今朝のルセナは晴れ

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台風2号の影響であろうか、時折吹く生暖かい突風が空き地のバナナの葉を大きく揺らす。
午前7時の気温30度


妻が作ったキャッサバとガビのスーマンにきな粉をかけて食べる。

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ココナッツの果肉がたっぷり入った出来たての温かいスーマンは素朴な美味しさであるが、キャッサバのスーマンは一晩冷蔵庫で冷やしてから食べた方が味が馴染んで食感よく美味しさが増す。




さて、、




庭に放置してあった鉢植えのキダチアロエ。

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草に覆われた鉢の中は小さな子株がいくつも伸びて窮屈そうなので、株分けをする。

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キダチアロエ、昔風に言えば医者いらず。
昔、子供の頃は軽い火傷をした時など、このアロエの皮を剥いた果肉部分を患部に擦りつけたものである。
日本でアロエと言えばこのキダチアロエをイメージするのだが、フィリピンでは他のアロエは観葉植物として売られていても、なかなかこのキダチアロエを見掛ける事はない。

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切り分けた子株は水抜き穴を開けたヨーグルトの空き容器に植え替えた。
植込みに使った土は、多肉植物を植える時に使っていた少量の土に砂と小石を混ぜたものを使った。

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植替えてすっきりしたキダチアロエの子株。
たまにはこうした植物いじりも楽しいものである。

ビカクシダ Platycerium に胞子嚢が付く



今朝のルセナは薄曇り

昨夜ひと雨あり。
午前7時の気温28度


庭で育てているミントでモヒートを作って飲む。

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今年の乾季は雨多く、じっとりとした蒸し暑さが続いた。
カラカラに乾燥した暑い日に飲むモヒートも美味しいが、爽やかなミント香るモヒートは蒸し暑い日に飲んでもこれまた美味しい。




さて、、




庭のシダガーデンで胞子葉を広げるこのビカクシダ。

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4年前にケソンシティーの蘭展で買った時はへゴ板に付けられた葉丈30㎝ほどの小さな株であった。

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↑ 2019年9月撮影

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↑ 2019年9月撮影

買った時はネームタグも付いてなかったので定かな種類は不明であったが、今年初めて胞子葉が伸びてきた。

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左右に伸びる胞子葉は上部で二股に分かれ、その下で更にいくつかに枝分かれしている。
この株はプラティセリウム グランデ Platycerium grande だと思っていたが、ネットで調べてみるとグランデは胞子葉が上部で二股に分かれたあと、その二股に分かれた胞子葉の真ん中の部分が扇状になって胞子を付けるようであるが、、

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二股に分かれた胞子葉の真ん中は扇状にならず、短い胞子葉がふたつ垂れている。
この短い真ん中の胞子葉をめくってみると、、

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あれ?
短い胞子葉の裏側に茶色い胞子嚢が少しずつ付いている。

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ん~ 胞子が付いたのは非常に嬉しいのであるが、この胞子嚢の付き方はグランデとはちょっと違うような気がする。
初めての胞子葉だからこのような胞子葉の伸び方と胞子嚢の付き方なのであろうか?
それともこの株自体がグランデではないのか?

4年前にこの株を売っていた蘭展のブースはカビテの有名な蘭園であった。
この蘭園は蘭やシダなどフィリピンの原種も扱うが海外からの交配種も多く扱う蘭園であるから、もしかしたらこのビカクシダは海外からの輸入交配種の可能性もある。

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この株はあと数回、新しい胞子葉が伸びて胞子嚢の付き方を確認するまではグランデモドキと呼ぶことにしよう。

ピナリア ベントリコサ Pinalia ventricosa 咲く


今朝のルセナは晴れ

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午前8時の気温30度


昨日の夕方激しい雷雨あり。
昨日は日中気温33度と蒸し暑かったが、雷雨後の午後7時には気温27度まで下がり涼しく冷たい風が吹いた。こうした急激な気温低下が庭の原種蘭の開花活動の引き金となる。


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妻の実家で採れたグヤバノを冷やして食べる。

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熟れたグヤバノは爽やかな酸味と甘さが丁度良く、蒸し暑さが癒される。




さて、、




庭ではピナリア ベントリコサ Pinalia ventricosa が咲く。

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ピナリア ベントリコサ Pinalia ventricosa 
(Synonyms, Bryobium ventricosum. Eria ventricosa.)
これもまたこの地に自生する着生蘭
薄ピンク色の花のサイズは8㎜ほど
花茎、花は細かい短毛に覆われる

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この開花した株は、昨年ケソン州の蘭園からおまけでいただいた株である。
庭のドリップウッドにビニール紐で株を縛り付けて放置しておいたものが初めて開花した。

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いつものフィリピン原種蘭図鑑 PHILIPPINE NATIVE ORCHID SPECIES には、1花茎に30輪ほどの花を付けると記されているが、初めて庭で開花したこの株は1花茎20輪ほど花を付けた。

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美しいね~
短毛に包まれた小さな花、こうした可憐な姿もまたこの地の原種蘭の魅力である。

注:現在 Kew では、このピナリア ベントリコサ Pinalia ventricosa は Bryobium ventricosum へ属変更されているが、自分はピナリア Pinalia の方が馴染みがあるので、ここではピナリア ベントリコサ Pinalia ventricosa と表記する。

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