オオミツバチ Apis dorsata breviligula
- 2023/06/03 12:53
- Category: 庭の生き物
今朝のルセナは晴れ
午前9時の気温31度
先週の突風で妻の実家のカラバウマンゴーの木が倒れる。
昨年の台風に続いて2本目の倒木であるが、今回は田んぼ側へ倒れたので人家に被害が無かったのは幸いである。
倒れたマンゴーの木に生っていた未熟のマンゴーの実を妻が採って来て、グリーンマンゴーシェイクを作る。
目が覚めるような酸っぱさのグリーンマンゴーシェイクは蒸し暑さを一瞬にして吹き飛ばし、市販の甘いケーキと相性が良い。
さて、、
先日、庭のブーゲンビリアの花に10匹ほどの見慣れない蜂を見つける。
目視であるが体長は2㎝ほど。日本のスズメバチほどの大きさである。
頭部は黒く、胸部は黄色い毛で覆われ、腹部後方は黒と白の縞模様がくっきりしている。
今まで庭で見てきた普通の蜜蜂と比べてこの蜂は体のサイズが大きく、腹部後方の白い縞模様が異様に目立つ。
気になったので早速ネットで調べてみると、どうやらこの蜂はルソン島に生息するオオミツバチ Apis dorsata breviligula である。
(フィリピンに生息するオオミツバチは2種類。パラワン諸島に生息するのは Apis dorsata。その他ルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島に生息するのは亜種の Apis dorsata breviligula。)
このオオミツバチは色々調べてみると面白く、体の大きさ以外にも巣の作り方、外敵から巣を守る方法、回帰移動、ハニ―ハンターによる蜂蜜の採取方法など、ここ数日はネットでオオミツバチを検索していてあっという間に時間が過ぎてしまった。
庭でブーゲンビリアの花に集まるオオミツバチを見たのは1日だけ(午前中の数時間)である。
もしかしたら近所の立ち木にでも巣作りして、毎日こんな大きな蜜蜂が庭に来たら困るなと心配しながら翌日から注意して庭を見ていたが、翌日からは庭でオオミツバチを見ていない。
まだ当分は庭の観察を続けないと定かではないが、もしかしたら庭でブーゲンビリアの花に集っていたのは回帰移動中のオオミツバチかも知れない。どこからどこへ旅するのかは分からないが、たまたま旅の途中に我が家の庭に立ち寄って花の蜜を吸っていたのであろうか?
それとも庭の花の蜜がオオミツバチの口に合わなかったのか?
初めて見るフィリピンのオオミツバチ。
庭に集まる昆虫もまだまだ自分の知らないことが多く面白い。
スポンサーサイト